内定者・新入社員研修
病院向けカスタマイズ例
受講対象者
地域基幹病院の初期研修医、看護師、コメディカルなど
ご要望
・入社と同時にユニフォーム着用するため、患者やご家族への対応で “新人なので”という言い訳が立たない。病院の顧客満足度調査なども公開されており、思いやりや配慮を形にして手渡すためのマナーを、すぐに実行できるようにしてほしい。
・医療従事者としてのモラルを醸成してほしい。
・研修医・看護師・コメディカルを合同で実施すると100名を超えてしまうが、それぞれの立場・役割のプロフェッショナルとしてチーム医療の協働ができるよう土台作りをしたい。
カスタマイズポイント
通常の病院業務と並行して新入社員研修を実施するため、半日×3日間の設計。
自己管理能力:医療従事者としてのあるべき姿、医療に向き合うためのセルフマネジメント
関係構築力:診察時の受付マナー、患者・ご家族との配慮あるコミュニケーション
業務遂行力:患者別ケーススタディ、チーム医療のための報連相など
研修アンケートより
・態度や言い回しひとつで、こんなにも人に与える印象は違うんだと実感することができた。
・実際の受付や問診表の記入を依頼するロールプレイで、思うように敬語が使えなかったので意識して使っていきたいです。
・エレベーターにご案内するときの、背中を見せない動き方など、普段知らないことを知れてよかった。
・患者・家族や診療科内の先輩たちと、どのような関係性を築きたいかを考えて、マナーを活用するという考え方がよかった。役立てたい。
・とても丁寧に説明していただき分かりやすかったです。また、ケーススタディがリアルで、現場を想像しながら演習を行うことができました。
講師より
このクライアント様は長年にわたり継続的に新入社員研修のご依頼をいただいています。
2020年4月は緊急事態宣言により、オンライン研修の環境が整わなかったため実施ができずにいましたが、配属された各診療科から、今年の新人はマナーがなっていない、動けないというお困りの声があがり、急遽、7月に研修実施のご依頼をいただき、ビジネスマナー研修が実際の現場に生きていることを、教育部ご担当者様ともあらためて実感することとなりました。
その後、オンライン研修への切り替えとなりましたが、看護部の方にご協力のもと、病院内でご案内の手の角度などの写真を撮影し、ご受講の皆様にとってはより臨場感のあるプログラムになったと思います。
新入社員向けのビジネスマナー研修は普段使わないような「マナーの型」を練習するだけという印象を持たれがちですが、リアルなシミュレーションをカスタマイズすることにより、受講者自ら体験し、気づき、どうしたらよくなるかを相談しあうといった、参画意欲の高い取り組みが見られます。
「型を覚える」のではなく、周囲の人への “気配り・気遣い・気働き” = “思いやり・配慮”を、マナーでどう実現していくのかを、一人ひとりがよく考える機会になったことと思います。