管理職研修
IT・システム業 新任管理職研修(1日)【新任管理職としての役割変化、業務牽引のポイント・評価面談のポイント】
受講対象者
ITインフラ系の大手企業のグループ会社様。課長昇格のタイミングで研修実施。
ご要望
・管理職に求められること・役割変化を理解し、マネジメントとリーダーシップを発揮してほしい
・社風形成・企業文化、社内のモラル醸成など、働きやすい職場づくりをしてほしい
・自組織の業績の責任を持ち、具体的な成果に結びつける手腕を身につけてほしい
・部下に何を・どこまで期待するか、目的や理由を明確に伝え、目標設定面談で合意形成してほしい
・部下一人ひとりを理解し、本人の目標達成まで適切に育成してほしい
・成果に向かってより効率的・生産的なチームビルディングを目指してほしい
カスタマイズポイント
プレイングマネージャーからマネージャーとしての視座・視野、意思決定、組織を牽引するためのポイントを学ぶために、新任管理職として必要な項目をダイジェスト版で設計。
管理職としての役割:経営理念・行動指針・中期経営計画など視座を高め、職責と影響を自覚する
業務マネジメント:組織の業務目標に向けて適切な論点をメンバーに提示し、達成に向けて牽引する
育成マネジメント:目標設定面談・中間面談・評価面談の判断軸と基本的な展開を学ぶ
チームビルディング:部下・メンバー同士が主体的に生産性を高める協働をするための環境づくりをする
研修アンケートより
・「初動を上げる」という言葉が刺さった。部下とともに自組織の目標や課題を明確に握っていくためのポイントと手順が明確になったため、異動後、早速取り組みたい。
・考課面談のための評価基準の設定の仕方が参考になった。部下の納得度を高めていきたい。
・自組織のあるべき姿だけでなく、一人ひとりのモラルの醸成や企業体として求める人材像など、全体を意識する必要がある。これまで目先の業務の達成しか考えて来なかったように思いました。
・1on1でも使える部下面談・コミュニケーションのポイントが、すぐに実行できるものであり分かりやすかったです。
また、NGチェックリストの中に課題を発見し、根拠と影響を知ることができたのは今後に生かそうと思います。
講師より
特に、昇格に伴い部署異動が発生する人については、まず自分が新しい部署の業務を理解しなければならないという意識が高く、マネジメント職としての初動が遅くなる可能性を感じたため、自部署の目的・目標・現状の課題など着任後すぐに提示すべきこと、現状把握のためにメンバーと確認すべきことなどを明確にしていく時間を丁寧に取りました。
部署異動なく課長に昇格される方も、視座の高まり・視野の拡大が起き、これまで”当り前”に思っていたことを言葉にすると、思いの外、抽象的だったと自覚していただけたのは有意義だったと思います。
また、業務指示においても、目先のタスク指示で終わりがちな状態から、部下・メンバーに目標と課題の論点を提示し、現場のリアルな情報収集をすることで、主体的な行動の促進や部下側からの報連相の質が上がることが予想できるなどの声が上がっており、研修後の活用が期待されます。
1on1については、職場で実施しているものの、あまり成果につながっていない印象を持っている人が散見され、上位職が行う1on1の目的を初めて理解したという声もありました。ご自身が部下に1on1をする立場となり、目的・着眼点とアプローチポイントを整理できたことで、効果的な1on1につなげられると思います。
最後に、管理職としての人格向上を目指す必要性を学び、セルフマネジメントのためのシートで体験学習しましたが、定期的に自身を振り返ろうと思ったという声が聞けたのは、よい成果として挙げられるでしょう。今後、管理職は他の階層に比べて研修の機会は少なくなると思いますが、内観・自覚・自己成長のサイクルは継続してほしいと思います。